古典臨書研究をベースとして、現代書への展開。漢字、仮名、詩文書、少字・墨象等多彩な書の勉強が可能です。学生部もあります。

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書芸苑
宮城野書人会の競書雑誌の毎月の課題を紹介しています。





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2022.1月~3月課題

曹全碑臨書
横画の起筆は「下から被せる」のがよいと私は思います。上から被せたら「逆入筆」にはならないからです。文科省監修の高校書道科教科書も「下から被せる」と指導しています。翠柳が上から被せて書いていたせいか、書人会の方は上から被せる方が多い気がします。でも、書法の理から論ずれば、下から被せるのが正しいと私は考えます。筆は細雪、紙は衣笠を使いました。2022.1月 尾形

「りっしんべん」の書き方は幾通りかあるので、書藝苑の解説の通りに書かなくても運筆が良ければ写真版になります。飯沼先生がそうおっしゃっています。隷書の「りっしんべん」の書き方は実に様々です。私の今の書き方は呉昌碩の曹全碑臨書に倣いました。2022.2月 尾形

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泰山刻石臨書
横画は蔵鋒で「下から被せて」起筆します。添付作品「作制明法」は筆圧を変化させ潤渇を出し、「臣昧」は筆圧を一定にして運筆しました。篆書は画の太さはほぼ均一です。1月号31頁も筆圧を変化させています。尾形

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