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書芸苑
宮城野書人会の競書雑誌の毎月の課題を紹介しています。





2022年2月課題

大字かな節臨3種

①穂先を紙に突き刺すイメージで穂先を立てて運筆する。
②太細・潤渇の変化をつける。
③なよなよしたひ弱な線を引かない。穂先で紙を切る気持ちで筆を運ぶ。
大字かな節臨について翠柳は、墨継ぎをせず最後まで書ききるように指導していました。墨継ぎをしなくても充分三行書けます。重要なことは筆鋒の根元にたっぷり墨を含ませ、穂先の墨は落として先端を尖らせて書くことです

※1月号の大字かなの審査をしていますが、創作はうまい方がたくさんいるのに対し、節臨はお相撲さんのように「ズシンッ!」「ドシンッ!」とした恰幅のいい線で書いている方がたくさんいて審査の手が止まりました。
筆は西川さんのかな用古碑です。      尾形澄神

曹全碑臨書
「りっしんべん」の書き方は幾通りかあるので、書藝苑の解説の通りに書かなくても運筆が良ければ写真版になります。飯沼先生がそうおっしゃっています。隷書の「りっしんべん」の書き方は実に様々です。私の今の書き方は呉昌碩の曹全碑臨書に倣いました。2022.2月 尾形