古典臨書研究をベースとして、現代書への展開。漢字、仮名、詩文書、少字・墨象等多彩な書の勉強が可能です。学生部もあります。

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2020.12課題

如掲雲霧。四字を墨継ぎせずに書くこと大事。筆…西川さんの「白雪」風信帖は空海が若かりしころに習った王羲之と入唐(にっとう)して学んだ願真卿の筆法が混在していると私は捉えています。「掲」の「てへん」の三画目が重厚なのは空海の特長。まさに顔法である。「雲霧」は筆鋒を吊り上げて鋒先だけで運筆する。尾形

手で書きながら左手で携帯を動かしているので上手く撮れませんでした。筆は西川玉林堂製「かな用古碑」2020/11/24尾形

楷書部「公平無私」筆を回しながら運筆していることにお気づきでしょうか?楷書に限らず筆は回して遣う。これ奥義。
「無」
横画三本書いてから縦画四本書くのが書法の世界。真ん中の横画書いてから縦画四本→三本目の横画の順に書くのは小・中学の書写の書き方です。ふつう書家は私の書き順で書くと思いますが、子どもにお手本書くときは私も書写の筆順で書きます。学習指導要領では私の書き方(真ん中の横画が短い)と筆順は許容になっていますが、小・中学生には書写の書き方(真ん中の横画が長い)と筆順、高校生になったら私は書法の書き方と筆順を教えています。もともと真ん中の横画が長いのは、文部科学省のミスだと言われています。尾形

かな規定「関戸本古今集」
筆は文輝堂の面相筆大。翠柳愛用の筆である。①古筆を臨書するときは、筆を執る前に必ず拡大鏡で筆路を確認し、充分に目で臨書してから実際に書き始める。②運筆の途中で小休止するときは、一文字の途中で休む。例えば「ま」の縦画を下まで引いてから休み、間をおいて結びを書く、という感じでおこなうと一字一字完結にならず、筆意・筆脈が流れてゆく。※時々聞こえる変な音は、左手が紙と擦れる音。鼻をすすっているのかなと、自分でも最初は不思議でした。尾形

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