古典臨書研究をベースとして、現代書への展開。漢字、仮名、詩文書、少字・墨象等多彩な書の勉強が可能です。学生部もあります。

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2026 1月~3月 漢字規定課題「孫秋生造像記」

起筆は 穂先を右下から左上に向かって 飛行機が着陸するように滑るように蔵鋒気味で入ってから露鋒で送筆すると 筆力が外に逃げず画の中に筆圧が満たされる
これは私が独自に編み出した技法ですが 常任理事会でそのことを話したらほかの皆さんも同じように起筆していると言っていました

造像記は楷書ですが 行書の筆意とリズムを織り交ぜながら運筆すると穂先のあらゆる面を紙に当てる「八面出鋒」が適時に発揮されます

筆は小雪 紙は衣笠 いずれも西川さんのものですが 自分に合った筆をお使いください ※小雪には純羊毛 兼毫の混ざったもの等 数種類あるので
お店の方の説明を聞きながら充分吟味して求めてください

紙は機械漉きの学童半紙ではなく 必ず手漉きを使うこと
機械漉きで筆力を満たすのには限界があります 書は筆よりも紙の選択が重要です

なお落款の名書きは 同じ筆で書いたほうが絶対に勉強になる
私の筆遣いを見ればわかると思いますが 逆筆を多用しています
どんなに太い筆でも 穂先を突くように立てて逆筆で運筆すれば
細く強い線を出せます 皆様のご健筆を願っております 尾形澄神

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