古典臨書研究をベースとして、現代書への展開。漢字、仮名、詩文書、少字・墨象等多彩な書の勉強が可能です。学生部もあります。

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離洛帖臨書

離洛帖で圧倒的に間違いが多い三つの文字についてこれから説明します。一枚目は「事」、指で示した箇所は離さず続けて運筆します。二枚目は「伏」ですが一般的には「倖」または「許」と解説されています。「犬」は「点」が省略されると「大」の横画筆順が逆になり、右から左に向かいます。この二字の書き方を皆さんで伝播していただきたい。天来書院のテキストシリーズは間違いが多い。このことは天来書院の社長・比田井和子さん(比田井天来のお孫さん)も承知しています。三文字目は新たに添付します。

三枚目は「逃」です。これも天来書院のテキストシリーズは間違った筆順解説をしています。しかし、天来書院さんだけを責められません。字典にも誤字が載っています。私たちの回りには常に危険が潜んでいることを忘れずにいましょう。

 

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